β-グルカンってなに?
●そもそもグルカンとは?
グルカンを構成しているグルコースは別名、ブドウ糖とも呼ばれ、人を含む多くの生物のエネルギー源の一つとなっています。グルコースは炭素と水の化合物なので、炭水化物ともいわれます。
グルコース(ブドウ糖)だけがたくさん連なったものを「グルカン」と呼びます。
ちなみに食べると腸内で善玉菌をふやしてくれるオリゴ糖はグルコースが2~10個ほどつながってできています。
それより多く連なったものがグルカンです。
●さまざまなβ-グルカンの種類
グルカンにはα-グルカンとβ-グルカンの2種類があります。私たちの身近にあるα-グルカンの代表例はでんぷん(片栗粉など)です。またβ-グルカンはゴボウや大豆などに含まれるセルロースとも言われる食物繊維が有名です。β-グルカンは他にもキノコ類、海藻類、酵母類、イネ科の植物に含まれ、その種類ごとに別々の働きを持っています。
※ソフィβ-グルカンはこの内の「β-1,3-1,6-グルカン」というもので、黒酵母(くろこうぼ)と呼ばれる微生物によって作りだされています。
●黒酵母(くろこうぼ)ってなんだろう?
β-1,3-1,6-グルカンを生産する微生物・黒酵母をご紹介します。
黒酵母はAureobasidium pullulans(アウレオバシジウム プルランス)という名の土壌微生物です。
ソフィβ‐グルカンが黒くないのは・・・(株)ソフィの技術力!
複雑な黒酵母の培養を制御して、黒くない安定した量のβ-グルカンの産生を可能にしたのはひとえに、(株)ソフィの技術力のたまものです。
●β-1,3-1,6-グルカンの製造方法
β-1,3-1,6-グルカンはキノコ類や海藻類などの食材にも含まれていますが、そのまま食べても免疫活性物質として十分に機能を発揮できません。腸管の内側にある免疫機構に接触して刺激できるようにするには、食材からβ-1,3-1,6-グルカンを取り出す必要があります。
<スクリーニング・発酵法>
スクリーニング(土壌や水中など自然界から目的とする微生物をみつける)・発酵法は株式会社ソフィが開発した方法です。
加工をほとんど必要としないため従来方法に比べて大量製造が可能になりますが、β-1,3-1,6-グルカンの機能性は使用する菌によって変わります。そのためこの方法では機能性が高いβ-グルカンを分泌する菌を探すことが非常に重要になります。ソフィβ-グルカンはスクリーニング・発酵法で製造されています。
発酵(はっこう)とは?
食品や化学物質が微生物の増殖によりヒトに役立つように成分変化を起こすことを発酵といいます。みそや酒、チーズといった私たちの生活になじみ深いものも、この微生物による発酵によって製造されています。
ソフィβ-グルカンはβ-グルカン生産能力が高い黒酵母の「発酵」という作用によって作られています。
●ソフィβ-グルカンの安全性
ソフィβ-グルカンは「アウレオバシジウム培養液」の名称で、既存食品添加物[既存添加物名簿収載品目リスト 番号1]として厚生労働省の認可を受けています。
特定保健用食品と同じ基準での安全性試験
β-1,3-1,6-グルカンで慢性毒性試験を含めた安全性試験を実施している会社は(株)ソフィだけです。
免疫のおはなし
免疫のしくみは大きく「自然免疫」と「獲得免疫」の2つに分けられます。
●自然免疫
異物や病原体に対して自然に身につけている防御システムで、自分の正常細胞ではないと判断すれば免疫細胞であるマクロファージやNK細胞などが無差別に攻撃します。
免疫システムの第一段階を担っています。
●獲得免疫
自然免疫では対応しきれなかった病原体の侵入に対して働く防御システムで、敵の特徴を獲得して記憶しより効果的な攻撃をします。
免疫システムの第2段階ともいえます。
この2つのシステムが正常に働くことで身体はがん細胞や病原体から守られているのです。
ソフィβ-グルカンはこのうち獲得免疫ヘルパーT細胞(Th1細胞)の細胞性免疫を活発にします。
免疫細胞の一種であるTh1細胞はつねに体内を巡回し、不良細胞(がん細胞)や異物(細菌やウイルス)を見つけては、それが増えて腫瘍になったり感染症を発症する前に死滅させています。
Th1細胞がなければ、私たちは一人残らず二十代でがんを発症していることでしょう。(LIFE SPAN:老いなき世界 デビッド・A・シンクレア教授より)